店舗における犬猫の飼養設備について

店舗においる犬猫の飼養設備、「ケージ(居室)」は「環境エンリッチメント」に基づき設計、運用されています。

「環境エンリッチメント」とは、

アニマルウェルフェア(動物福祉)の考え方に基づき、動物の心身の健康に配慮し、飼養環境(施設、食べ物、遊具、社会など)を豊かにするように工夫を加えるという考え方。


犬猫の適正な飼養のためには、健康・安全の確保に留まらず、生体や習性に応じた豊かな環境づくりに努め、本来の習性に沿った行動をできる限り発現できるようにすることが求められる。人との関わりや触れ合いに加え、給餌方法の工夫や好奇心を持つ遊び道具、音等の様々な刺激を与えることによって、単調な生活を送ることを避けるようにすることが望ましい。
ケージ等の中においても、個体が自由に好きな場所を選択できるよう、習性に合わせて様々な場所や設備(隠れ場所、クッション、ベッド、遊具、猫であれば上下運動ができる設備や爪とぎ等)を工夫すること。

ベッドやクッション、給水器、おもちゃはもちろんのこと、ケージにはいくつかの工夫が施されています。そのひとつが、「オリジナルのケージマット」です。抗菌仕様に加え、定められた飼養設備基準の大きさと犬猫のサイズが一目でわかるメーター入りケージマットになります。

また、目視チェックに加え、実測がすぐにできる飼養設備基準対応の専用スケールを使ってスタッフが確認しています


(参考)動物取扱業における犬猫の飼養管理基準の解釈と運用指針~守るべき基準のポイント~
出典:P10 環境省 2021年5月25日配布