2025年度、Coo&RIKUグループでは、「ジアルジア感染症ゼロミッションプログラム」及び、AI検便システム「Parascan(パラスキャン)」の取り組みを継続・発展させることで、ジアルジア対策を一層強化してまいりました。
2025年度ジアルジア発生状況のご報告
2025年度の販売頭数実績42,452頭のうち、お引渡し後ジアルジアが発生したケースは2件となり、「お引渡し後ジアルジア0件」という目標には、残念ながらまだ到達することができませんでした。
しかし、この結果を真摯に受け止め、2023年に開始いたしましたジアルジアゼロミッションプログラム以降に培ってきた検査・駆虫のノウハウを生かし、今後も検査体制やオペレーションのさらなる改善を進めることで、「お引渡し後ジアルジア0件」の実現に一歩ずつ近づいていく所存です。
また、研究機関や学術論文が示す「繁殖場由来で約45%、一般ペットショップ由来で約29%」というジアルジア発生率に対し、当社は2023年時点で、自社では約6%まで抑制しております。
2026年度も引き続き、発生率のさらなる低減と、お客様への負担を最小限に抑える取り組みを強化しています。
ゼロミッションプログラムと検査体制
Coo&RIKUでは、「Giardia Antigen Rapid Test(ジアルジア迅速検査)」をSTEP1として全頭検査に導入し、従来から実施してきた顕微鏡検査(400倍)との組み合わせにより、従来法の約3倍の発見率となることを確認したうえで運用を開始いたしました。
この取り組みを2024年、2025年と継続・発展させることで、お引渡し前の段階でジアルジアを見逃さない体制を整え、「お引渡し時点でジアルジアゼロ」を目指す基盤として位置づけています。
さらに、2025年以降順次導入を開始したAIによる機械学習システムについても、2023年10月31日時点で構想・計画として公表した内容をベースに、実際の臨床現場での運用精度の向上に取り組んでいます。
これにより、スタッフの熟練度に左右されず効率的に多くの検体に対応できる体制を構築し、2025年度の検査品質向上に寄与しています。
AI検便システム「Parascan」の活用
AI検便支援システム「Parascan(パラスキャン)」は、2024年に当社グループにおける導入構想が示され、その後、2025年7月時点でグループ動物病院「海動物病院」にて本格運用が開始されたシステムです。
顕微鏡で撮影した糞便の動画をAIが解析し、コクシジウムやジアルジアなどの寄生虫を自動検出することで、検査の標準化と高精度化を実現し、2025年度におけるCoo&RIKUに所属するワンちゃんネコちゃんの健康管理を支える重要なツールとなっています。
このAI検便システムの活用により、特定の熟練者に依存しない安定した検査品質が確保され、2023年10月31日時点で掲げた「業界全体の健全な変化・進化への貢献」というビジョンの実現に向けて、着実に前進しています。
お客様への安心提供と今後の展望
Coo&RIKUではジアルジアゼロミッションプログラムスタート時に、「犬の体内には寄生虫がいることは常」という従来の業界風潮からの転換を掲げ、「お引渡し時点でジアルジアゼロ」を新たなスタンダードとして目指す方針を明確にいたしました。
2025年度の実績では、目標として掲げている「お引渡し後ジアルジア0件」を達成することはできませんでしたが、この結果を真摯に受け止め、今後も検査データの蓄積とAI技術の活用を通じて、より精度の高い予防・検査・駆虫体制の構築に取り組んでまいります。
そして、お迎えいただくすべてのご家族に、これまで以上に高い安心と信頼をお届けできるよう、2023年以降積み重ねてきたゼロミッションプログラムとAI検査技術を土台としながら、「お引渡し後ジアルジア0件」の実現に向けた挑戦を今後も一層強化してまいります。
