世界各国から見る(犬の)出産時における死亡率について

新生仔は、母親の子宮内での生活から急激な変化を伴う外の世界で順応していかなければいけません。一方で、他の哺乳類と違い、子犬や子猫は、出産直後は完全に母親に依存し、留巣性動物といわれる未成熟の状態で生まれます。
体重そのものは、母親の1~3%程度となり、生後3週間は外の世界の刺激に対して非常に敏感な状態です。
子宮での生活から刺激の強い外の世界に順応していくことは多大な努力や環境が必要だともいえます。

世界各国で様々な研究が行われていますが、犬の出産時における死亡率はフランスの28%からイギリス、スイスの16%まで報告されています。当社のブリーディング施設においては、16%程度で推移していますが、医学知識、設備、環境、スタッフにより、さらに低下させていく努力を積み重ねております。